こんにちは、東京大学で博士を取得した、クレカ大好きゼミ長です。 SNSでよく見る「無料でビジネスクラス!」といったキラキラした投稿を見て、「自分には年間何百万円も決済する余裕はないな…」と諦めかけた経験はありませんか?
「マイルを貯めれば無料で海外旅行に行ける」というのはよく知られた話ですが、実はさらにその先があるのをご存知ですか? 通常の往復特典航空券に必要なマイルに「少し足す」だけで、なんとビジネスクラスで世界中を飛び回れる「世界一周特典航空券」という、非常に魅力的なチケットが存在するのです!
しかし、SNSのインフルエンサーが謳う「無料で海外へ!」という言葉には、実は見落としがちなコストが存在します。私自身、2025年にJALマイルを使ってワンワールドのビジネスクラス世界一周特典航空券を発券しましたが、かかった費用は決して「無料」ではありませんでした。
本記事では、一部の富裕層しかできない非現実的な決済修行ではなく、ごく普通のサラリーマンが日常の買い物や会社の出張といった延長線上で、世界一周に必要な目標「12万マイル」を着実に貯めきるための現実的な方法を数理的に解説します。無理なポイ活に疲れてしまった方にとって、一つの最適解となるはずです。
JALマイルで世界一周は「無料」じゃない。手出し34万円のリアルな明細
ぶっちゃけ総額いくらかかる?ビジネスクラス発券の諸経費を大公開
SNSの「無料」という甘い言葉ばかりを見ていると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
インフルエンサーは都合の悪い手出し費用をあまり語りません。マイルさえ貯めればタダで旅行できると思い込んでいると、いざ発券する段階になってこのコストの大きさに驚いてしまいました。

それでもやる価値はある。1マイルの価値が「約9円」に化けるカラクリ
34万円の手出しがあっても、この世界一周航空券には圧倒的な投資対効果があります。
通常の国内線でマイルを使うと1マイル=2円程度なので、価値が数倍に膨れ上がる計算です。だからこそ、痛い現金出費を受け入れてでも12万マイルを貯める価値があるのです。
JALカードだけで12万マイル貯めるには「1,200万円の決済」が必要?
3年で1,200万円の壁…普通のサラリーマンには現実的ではない理由
マイルを貯める方法には、大きく分けて2つの方向性があります。1つはクレジットカード決済やポイントサイトを駆使する「陸(おか)マイラー」、もう1つは実際に出張や旅行で飛行機に乗って貯める「空(そら)マイラー」です。
もちろん両方を組み合わせるのが理想ですが、怪しいポイントサイトに登録して不要なクレジットカードを何枚も作ったり、使わない証券口座をわざわざ開設したりするのは、正直かなり面倒ですよね…?
マイルのために不要な買い物をしてしまうのは本末転倒です。 最も効率が良く、かつ現実的なのは「出張などで飛行機に乗って貯めること」と「日常の決済」を賢く組み合わせることなのです。
名前で損してる「JALツアープレミアム」の本当の価値
会社の「安いエコノミー出張」がマイル100%に化ける裏ワザ
出張がある方に強くおすすめしたいのが、「JALカード ツアープレミアム」というオプションです。
会社手配の出張チケットは、通常一番安い割引運賃が使われる(会社によってまちまちかもしれませんが…)ため、通常は飛んだ距離の30%〜50%しかマイルが貯まりません。しかし、このオプションに加入しておけば、不足分がボーナスとして補填され、区間マイルの100%が貯まるようになります。
「ツアー」という名前がついているせいで、パック旅行専用だと勘違いしてスルーしている人が多すぎます。会社のお金で飛行機に乗っているのに、個人のマイル口座には100%のマイルが貯まっていく。これは出張族にだけ許された、最大の特権と言えるでしょう。
2,200円の年会費は「1回の海外出張」ですぐに回収できる
このオプションの年間登録手数料は2,200円(税込)ですが、少し距離のある出張ならあっという間に元が取れます。
先ほど計算した「1マイル=約7円」の価値で換算すれば、2,200円の追加費用で4万2千円以上の価値を生み出したことになります。

ポイ活なしでマイルを量産!「JAL Pay」のほったらかし設定
【2026年版】JAL Payの最適ルート。月5万円のチャージ上限を攻略する
日常の少額決済には、JAL公式のスマホ決済「JAL Pay」を組み込むのが有力な選択肢です。
2026年の新制度では、JAL NEOBANKで外貨預金などの条件を満たすと、国内の日本円決済の還元率が最大2.0%まで上がります。
コーヒー代やコンビニでの数百円の買い物など、日々の細々とした出費をこの5万円の枠内に収めるように設定するだけで、面倒なポイントサイト巡りをしなくても、毎月安定して高還元なマイルが自動的に生み出されます。
マイルの期限切れを防ぐ!「あと少し足りない」を救うマリオットアメックス
目標まで数千マイル足りない…をスマートに補填するサブカード
「12万マイルまであと3,000マイル足りないのに、来月で有効期限が切れてしまう…」 こんなピンチを救ってくれるのが、マイルに交換可能なポイントが貯まる「サブカード」の存在です。例えば、セゾンアメックスやエポスカードなどで貯めたポイントを、いざという時のマイル補填用に持っておくのは非常に有効な戦略です。
その中でも、私が特におすすめしたいのがホテル系クレジットカードである「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」です。
マリオットのポイントは実質有効期限がなく、必要な時に必要な分だけ、極めて高いレート(最大1.25%)でJALマイルに移行できます。私自身、世界一周の特典航空券を発券しようとした際、ほんの少しだけマイルが足りず、ひどく焦ってしまった経験があります。その時、プールしておいたマリオットのポイントをサクッとマイルに変換して、無事にチケットを確保できました。
| 比較項目 | マリオットアメックスプレミアム | JAL CLUB-Aゴールドカード |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 82,500円 | 17,600円 |
| マイル還元率 | 最大1.25%(※条件あり) | 1.0%(特約店2.0%) |
| ポイント有効期限 | 実質無期限 | 36ヶ月 |
| 移行の柔軟性 | 必要な時にマイルへ変換可能 | JALマイルとしてのみ蓄積 |

余ったポイントは無駄にしない!ウィーンの高級ホテルを無料にする合わせ技
見事12万マイルを達成し、世界一周のチケットを手に入れた後、マリオット側に中途半端にポイントが余ることがあります。 先ほどサブカードとしてホテル系クレジットカードをおすすめした最大の理由はここにあります。余ったマリオットポイントを低い交換レートで電子マネーなどに替えるのは非常にもったいないです。
世界一周旅行では、当然ですが各地でホテルに泊まらないわけにはいきませんよね。そこで、旅行先の欧州などで、1泊10万円以上するような高級ホテルの宿泊費に、余ったマリオットのポイントを充てることができるです。
実際に私はウィーンに滞在した際、マリオットボンボイポイントで泊まることで、世界一周旅行中の宿泊費を劇的に下げることができました。ポイントはマイルへの変換装置としてだけでなく、旅行中の出費を抑える強力な武器としても機能するのです。
【まとめ】今回の戦略に最適なターゲット
ここまでの分析を踏まえ、今回解説した戦略に向いている人と向いていない人をまとめます。
あなたに合った無理のないペースで、最高の旅行計画を見つけてください♪
JALマイル攻略の全体像や、他の最適化手法については是非こちらのロードマップをご覧ください!



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